- 名稱
- 薫風自南来
- 作者
- 福本積應
- 生產年齡
- 昭和時代
- 尺寸
- 備註
- 資料編號
- E-075
一行書「薫風自南来」
(くんぷう じなんらい)
福本積應(1930~)は、大徳寺派龍門山招春寺住職。
「薫風自南来」は、「殿閣生微涼」と対となった句。もとは唐の文宗皇帝が詠んだ句「人皆苦炎熱 我愛夏日長」に、詩人・柳公権が転結の句として添え、一片の詩とした。
その後、宋代の詩人・蘇軾(蘇東坡)が、この詩には為政者として庶民への思いやりに欠けるとして、句を追加し風刺をこめた一片の詩とした。
人皆苦炎熱 人は皆炎熱に苦しむも
我愛夏日長 我は夏日の長きを愛す
薫風自南来 薫風南より来る
殿閣生微涼 殿閣微涼を生ず
一為居所移 一たび居のために移されて
苦楽永相忘 苦楽永く相忘る
願言均此施 願わくは言わん此の施しを均しくして
清陰分四方 清陰を四方に分かたんことを