- 名称
- 源氏絵(偐紫田舎源氏第21編より)
- 作者
- Utagawa Toyokuni
- 制作年代
- 弘化4年(1847)-嘉永5年(1852)
- 寸法
- 備考
- 資料番号
- E-167
『偐紫田舎源氏』第21篇(『源氏物語』第13帖「明石」)の挿図を元にした源氏絵。光氏が都落ちした明石の地で、土地の有力者の娘に引き合わされる場面を描く。小説での季節は初秋だが、本図では庭木の桜が満開の春。井戸の傍らには、鮮やかな瑠璃色の鉢に、「根上がり」と呼ばれる根が引き出された形状の松、そして、青海波文の染付鉢に植えられた菖蒲と思われる鉢植えが置かれている。