- 名称
- 源氏絵(『偐紫田舎源氏』第10編より)
- 作者
- 三代 歌川豊国
- 制作年代
- 弘化4年(1847)-嘉永5年(1852)
- 寸法
- 備考
- 資料番号
- E-165
源氏絵の一作。鏡に映る主人公の足利光氏(みつうじ)が、逢瀬を交わした稲舟(「源氏物語」の末摘花に相当)の姿を、絵に描いて思い返しているところで、その様子を見るまだ幼い紫とのやりとりが語られるところである。小説の挿絵では、屋敷の内外の様子は詞書を挿入するスペースとして省略されているが、本図では窓に面した付書院を飾る道具立てとして、漆塗りの盆に山型の石を配した盆石を飾っている。